| クリームティーってなに? クリームティーと言われて何も知らない人が想像するのは、紅茶にクリームを浮かべたもの、またはミルクたっぷりの紅茶でしょう。
私も初めはそうでした。
しかし、実物は想像とはほど遠いものです。
クリームティーとは紅茶とスコーン、それにクロテッドクリームとジャムが付いたセットです。
イギリス南西部、デボンとコーンウォールの名物です。イギリスではいろんな観光地でクリームティーを食べる事ができますが、本物のクリームティーを味わうにはやはりデボン、コーンウォールに行きましょう。この地方にはかわいらしいティールームがたくさんあります。
プレーンスコーン2つにたっぷりのクロテッドクリームといちごジャム、それにミルクティーが基本です。
スコーンはレーズン入りのものや全粒粉入りのものを出すティールームもあります。大きいスコーンや小ぶりなもの、柔らかめや硬めなど、ティールームによっていろいろと個性があります。
クリームティーのクリームはクロテッドクリームです。たまにバターやホイップした生クリームを出すティールームがありますが、こういうクリームティーは問題外です。デボンやコーンウォールで食べるクリームティーはおしげもなくクロテッドクリームがたっぷりと付いてきます。クリームティーというだけあって主役はスコーンではなく、やっぱりクロテッドクリームなのでしょう。このクリームは本当に美味しいです。コクがあって濃厚でリッチな味わい。それでいてくどくはなく、口の中ではスーッと溶けて、全くしつこさはありません。乳製品好きにはたまらないクリームです。
ジャムはいちごジャムが基本のようです。たまにラズベリージャムを出すティールームもあります。ブルーベリーやブラックベリーなどベリー類のジャムはクロテッドクリームにとっても合います。ホームメイドが理想的。
紅茶はティーポットでサーブされ、ポットは2つ付いてきます。ひとつのポットには紅茶が、もうひとつのポットにはお湯が入っています。ポットの紅茶が濃くなってきたら、このお湯で薄めるわけです。たっぷり2〜3杯は飲めます。紅茶と言えばミルクティー。これがイギリスです。ミルクは低脂肪ミルクで温めていないものが一般的です。
クリームティーは素朴でイギリスらしい食べ物です。フランス菓子のように洋酒を使った複雑な味や繊細なデコレーションでショーケースに宝石のように並べられたものではありません。
スコーンの材料は家のキッチンにいつもあるような物だけです。それに美味しいジャムとクロテッドクリームがあればいい。本当に素朴。でも美味しいんです。濃い目のミルクティーに焼き立てのスコーンとホームメイドのジャム、そして、たっぷりのクロテッドクリーム・・・。
イギリスの食べ物は美味しくないといわれてますが、クリームティーだけは絶対に食べる価値があります。
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